2011年4月27日水曜日

岡本太郎

美の巨人というテレビ番組に岡本太郎特集がしていました。
「森の掟」が出ていました。
結構岡本太郎は見ているつもりですが、
森の掟は生で見たことが無いです。
今東京で見れるみたいで、すごくうらやましいです。

(大阪には太陽の塔があるのですが・・・・。)

「芸術は、うまくあってはならない、きれいであってはならない、ここちよくあってはならない」
テレビでは当時のわびさびを重んじた、落ち着いた色調の絵の風潮に対する
挑戦みたいに言ってました。


僕も岡本太郎のこの言葉、かなり気になっていました。
なぜなら岡本太郎の絵はかっこいいし、原色が震えるほど美しいし、
絵の中の顔の表情はすごく愛くるしくて、面白いからです。


ちょっとテレビを見て納得しちゃった感じです。
そういうと、岡本太郎はすごく安全な道をとった感じに聞こえますが、
当時の雰囲気に合わない絵を描くということがどんなに危険で、
理解されない絶望感にさいなまれるかと考えると本当にすごいなと思います。
岡本太郎はあまりにも自分の絵を批判されることがあり、
自分でも、自分の絵を見るのが嫌なことがあったみたいだとどこかで読んだ気がします。


対極主義、本当に対決ばかりの人生だったんだと思います。
でも岡本太郎はそうじゃないといけない人だったのかなとも思います。
ぶつかり合って火花をちらして命を爆発させて生きる糧とする
岡本太郎にとって芸術と生きることは全く一緒だったんだなと思います。





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