2011年6月5日日曜日

映画の話



たまには映画の話でもしたいので

トロン:レガシー 映画館で2回、DVDで昨日借りて観ていました。
やっぱり自分の好きな映画は何回も見てしまいます。

トロン:レガシーについては好きなんだけども人にはあまり勧めようとも
全く思わない作品でした。

・・・正直かっこいいけど、結局、話は見方によっちゃあ、主人公の親父が始めた自業自得の物語り・・・これ・・?
って言うのが感想です。(結果アイソーを生み出した功績はありますが)

1作目のシド・ミードデザインのライトサイクルのデザインは結局、今作では超えることが出来なかったし、
(ビンテージ物として登場した白いライトサイクル「上図」はかっこよかったですが、ほとんど出番なし・・・)

当たり前と言っちゃ何ですが、コンピュータの中の世界も技術が発達した設定なので
髪の毛はあり、空気はあり(バイクがエアブレーキ使ってました)の現実世界と代わり映えしない世界
なので、あの不思議なトロンの世界の魅力がなくなっていました。
これは、現実にコンピュータの技術が発達しているのでこの作品については
試練というのか、その部分をどう表現、攻略するかがキーになっていた映画だと思います。
しかし、攻略出来なかった・・・・。
「光の線でごまかしますか・・・。」的にしか僕には見えませんでした。

僕だったらもっと重力にこだわります。
そう重力表現!これこそがCGの発明した最高の英知!
重力をもっと異常に描写するのです。
1作目のトロンには、それがあった。ライトサイクルがグリッド上で高スピードで90度に曲がるのです。
なぜこれを2作目も使わないのかなぁ・・・。
2作目の今作ではディスクバトルで上下逆さまに重力が切り替わる描写がありました。
これをもっと発展、拡大活用するべきではなかったか・・・。
でも、少し分かるんですよね・・・CGって何でも出来るようになった今の時代より
技術が制限されている中での葛藤、不条理さ、工夫に満ち溢れていた
時代のCGの方が僕はかっこ良く見えます。
これを超えるのって相当難しいですよ。
だってそこには作る人間の極限の結晶が詰まってるから。

この映画の魅力はヒロインのクオラってキャラクターのかっこよさ、美しさ
(このお姉さん見に行ってるようなものです)
あと、音楽、俳優はすごくよかったと思いました。
しかし、このトロンって言う映画はこれでいいんだと思います。
好きな人は好き、どうでもいい人はどうでもいい
1作目は良すぎる。2作目は大健闘(クオラの力がほとんど)!
あれ、あんなに批判していたのに何で応援しちゃうんだろう?
そういう映画かなと思います。

最後にこの映画の気になるのが
フリンの言ってた「完璧を求めることは間違い」的なメッセージです。
かなり考えさせられます。
その辺についてはもっと、勉強したいです。




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